仮想専用サーバー「スマートコネクト VPS」の提供開始について
平成24年12月10日
西日本電信電話株式会社
エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社
西日本電信電話株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:村尾和俊、以下、NTT西日本)とエヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:窪薗 竜二、以下、NTTスマートコネクト)は、現在提供中の「Bizひかりクラウド」のサービスラインアップの拡充を図り、セキュアな閉域網からも利用でき、共用サーバーながら仮想的に専用サーバーと同等の機能を有する、IaaS※1メニュー「スマートコネクト VPS」※2、3を平成24年12月11日(火)から提供開始します。
NTTスマートコネクトは、堅牢なデータセンターに設置された物理リソース上に、お客様専用の仮想サーバー(VPS)(以下VPS)を構築することにより、「スマートコネクト VPS」を販売、提供します。NTT西日本は、本サービスを販売取次ぎし、高品質な次世代ネットワーク(NGN)を活用した「フレッツ 光ネクスト」(インターネット接続サービス)※4と、フレッツ 光ネクスト等を利用してセキュアに複数拠点を接続することが可能な「フレッツ・VPN ワイド」※5等ネットワークサービスの販売をあわせて実施します。サービスイメージは、【別紙1】をご覧ください。
※1: | IaaS(Infrastructure as a Service):情報システムを構築するためのハードウェア、OS等の基盤(インフラストラクチャー)を、インターネットや閉域網等を通じたサービスとして提供する形態のことです。 |
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※2: | VPS(Virtual Private Server):仮想的に専用サーバーと同等の機能を提供するサービス |
※3: | 「スマートコネクト VPS」について
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※4: | 「フレッツ 光ネクスト」(インターネット接続サービス)について
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※5: | 「フレッツ・VPN ワイド」について
フレッツ・VPN ワイドのご利用には、VPN管理者の場合はフレッツ 光ネクスト(インターネット接続サービス)、VPN参加者の場合はフレッツ 光ネクスト、フレッツ・光プレミアム、Bフレッツ、フレッツ・ADSL、フレッツ・ISDN(いずれもインターネット接続サービス)のいずれかのご契約・料金が必要です。ただし、フレッツ 光ライトはご利用できません。なお、ご契約いただけるフレッツ 光ネクストの品目はプランにより異なります。 |
1.背景
企業や大学、自治体の価値創造や持続的な発展における情報システムの重要性が高まる中、信頼性・柔軟性の向上とコア業務へのリソース集中を両立する手段として、堅牢なデータセンターとクラウドコンピューティング技術への注目が高まっています。その結果、クラウドサービスを利用している企業の割合は平成22年末の14.1%から平成23年末には21.6%に上昇し、資本金50億円以上の企業における普及率は44.4%に達しています。※6
特に、企業等が独自でデータセンターにクラウドコンピューティングのシステムを構築し、自社内の部門やグループ会社等に対してクラウドサービスを提供する「プライベートクラウド」が急速に普及しつつあり、平成23年の国内プライベートクラウド市場規模は2,257億円にのぼり、平成23年?平成28年の年間平均成長率は37.6%で推移し、平成28年の市場規模は1兆1,132億円にまで成長するとの予測※7もあります。こういったプライベートクラウドの普及に伴い、さらなるITリソースの有効活用や自社データに対するセキュリティーへのニーズが高まっています。
このようなお客様のニーズに応えるため、NTTスマートコネクトでは、ハウジング・ホスティング・ストリーミングサービスを中心としたインターネットプラットフォーム事業をベースとして、企業や自治体のお客様が安心して利用できるクラウドサービスの開発を進めるとともに、NTT西日本では、高品質な次世代ネットワーク(NGN)を活用した「フレッツ 光ネクスト」(インターネット接続サービス)、オールインワンネットワーク※8などネットワークサービスの充実に取り組み、このたび、データセンターに設置したサーバー環境とセキュアなネットワークサービスをオンデマンドで提供するIaaSメニューを提供することとなりました。
※6 | 出典:平成24年版 情報通信白書 |
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※7 | 出典:国内プライベートクラウド市場予測(平成24年9月27日 IDC Japan株式会社プレスリリース) |
※8 |
オールインワンネットワークについて
ネットワークサービス・アクセス回線・ルーターレンタル(機器+初期工事+保守)に遠隔監視や運用報告までセットにしたサービスです。詳しくは、オールインワンネットワークホームページを参照ください。 |
2.サービス概要等について
(1)サービス概要
本サービスは、データセンター内に構築したサーバー群を、仮想化技術を用いて、お客様毎に専用のVPSとして提供します。個々のお客様のニーズに合った性能のVPSを複数組み合わせてご利用いただけます。また、インターネットや閉域網サービス、学術情報ネットワーク(SINET4)※9などの多彩なネットワーク接続環境をご選択いただけます。
サービスの詳細につきましては、NTTスマートコネクトホームページ※10でご紹介しています。
※9 | 学術情報ネットワーク(SINET4):日本全国の大学、研究機関等の学術情報基盤として、国立情報学研究所(NII)が構築、運用している情報通信ネットワークです。 ご利用に当たっては別途NIIが定める所定の手続きが必要となります。 |
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※10 | [http://www.hikari-cloud.jp/vps/] |
(2)特長
本サービスは、以下のような特長があります。
- 高い信頼性
以下の内容により、高い信頼性を実現します。
- VMware社 「vSphere」によるVPSの提供
数多くの導入・運用実績を持つ、VMware社のハイパーバイザー※11「vSphere」を採用しているため、豊富なアプリケーションに対応しています。 - 設備二重化等による安定稼働
- サーバー設備の二重化はもちろんのこと、サーバー設備の故障発生時にHA※12技術を活用したサーバー切り替えを行い、お客様システムの安定稼働を実現します。
- スナップショット※13による世代管理とシステム全体のバックアップの2つ機能を標準で提供することにより、サーバー設備の故障発生等の場合に、お客様のデータやシステムをスナップショット/バックアップ取得時点に復旧可能です。
- 監視運用保守
お客様のシステムを24時間365日体制※14で監視し、安心してご利用いただける環境をご提供します。
※11 ハイパーバイザー:コンピュータを仮想化し、複数の異なるOSを並列に実行できるようにするソフトウェアのこと。 ※12 HA(High Availability):障害時にVPSを迅速にリカバリーする技術です。 ※13 スナップショット:お客様任意でデータを保存できる機能です。この機能を利用して世代管理が可能になります。 ※14 設備の保守、メンテナンス等により、サービスを停止させていただく場合があります。 - VMware社 「vSphere」によるVPSの提供
- 多様なネットワーク接続
インターネットに加え、フレッツ・VPN ワイド等の閉域網や、学術情報ネットワーク(SINET4)、多様なネットワークと接続することが可能です。
特長とサービスメニューの詳細は【別紙1、2】をご参照ください。
(3)提供料金
個別見積り
お客様のご要望により料金が変動しますので、個別にお見積りをさせていただきます。
(4)提供開始日
平成24年12月11日(火)よりサービス提供を開始します。
(4)今後の展開
お客様のニーズが高い、センター回線※15を提供する簡易接続メニューや、保守運用メニューの拡充等の展開を予定しております。
※15 | センター回線:インターネット、または、閉域網を接続するためにNTTスマートコネクトで提供する回線です。 |
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【本サービスに関するお客様からのお問い合わせ先】
NTT西日本 法人営業本部
クラウドビジネス部
Mail:cloud_ml@ml.bch.west.ntt.co.jp
TEL:06-4803-3459
NTTスマートコネクト
クラウドビジネス部
Mail:cloud_info@nttsmc.com
【報道機関からのお問合せ先】
NTT西日本 法人営業本部
企画部
大工町、水野
Mail:kouho-group@bch.west.ntt.co.jp
TEL:06-4803-3150
NTTスマートコネクト
経営企画部/クラウドビジネス部
江藤、藤田
Mail:pr@nttsmc.com
TEL:06-4803-8911